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第3回越前打刃物俳句大会 受賞者のお知らせ

第3回越前打刃物俳句大会の表彰式が去る9月19日「越前モノづくりフェスタ」会場の福井サンドームにて行われました。
今回は「生活に使う刃物」にまつわる俳句を募集しましたところ、全国からたくさんの投句を頂きました。
これからも越前打刃物の良さを知って頂きまして交流の場が出来たらと思います。皆様どうもありがとうございました。
表彰された方は以下の方々です。

<小中高校生の部>
■特選句(1句)
・蟷螂(とうろう)と切れ味競(きそ)う打刃物 (中嶋華夏乙(かなお) 武生第六中学校)

■入選句(7句)
・ほうちょうでスイカを切ると真つ赤な夕日 (大西ほのか 吉野小学校)
・職人の汗しみわたる打刃物 (宮本碧衣(あおい) 武生第二中学校)
・打刃物秋刀魚(さんま)のように光つてる (小嶋貴樹(たかき) 武生第六中学校)
・稲刈りで使われ喜ぶ祖父の鎌 (杉田武愛(むうあ) 万葉中学校)
・調理室慣れぬ包丁秋涼し (今泉莉奈(りな) 東京町田第一中学校)
・包丁の刃こぼれ直す年の内 (本橋由葵子(ゆきこ) 所沢高校)
・若草を包丁きざむ母の味 (斎藤誉晃(たかあき) 所沢高校)

<一般の部>
■特選句(1句)
・父祖(ふそ)よりの出刃研ぎ上げて鰤料(ぶりりょう)る (沖?青波(せいは) 輪島市)

■入選句(5句)
・秋菜切る妻の感情音に出て (関本邦夫 越前市)
・行商の鯵(あじ)割(さ)く出刃のためらわず (布川(ぬのかわ)ひろし 南越前町)
・婚の荷へ刃物一式菊の町 (野口ゆき子 越前市)
・鮟鱇(あんこう)や出刃に覚悟の目を瞑(つむ)る (和田てる子 越前市)
・越前の庖丁(ながたん)で切る寒の餅 (渡辺佳男(よしお) 越前市)